とにかく日本のテレビ・出版界はモラルが低い。

子供用血液型の本

昨日の続きをなおやらざるを得ないが...

本日は,マスコミの良識について。

手塚治虫の「鉄腕アトム」がアメリカに進出したときの話をしてみたい。

多くの方はご存知とは思うが,手塚はディズニーの信奉者であり,なんとかアニメでアメリカに進出してみたいと考えていた。”Astroboy”の英語名にて,アメリカにて試写をしていた。
すると,あちらの関係会社から,「暴力的なシーンが多すぎて,子供には見せられない」とたいそう不評だったようだ。これには,手塚以下大いにびっくり。

アトムをご存知の方なら,アトムが悪者をばったばったと片付けて...というシーンが思い出されるであろうと思う。

アメリカの規定では,「アトムの大活躍」が「いけない表現」ということになるらしい。
子供たちの将来を考えて,なるべく暴力的なシーンは見せまい,というアメリカ...。

日本では,能見俊賢著の,子供向けの「血液型なぞとふしぎ」というシリーズが出版されているのが現状である。テレビでは,血液型番組がひっきりなしに組まれて,いじめにまで発展するわが国...

そういう現状に,同業者も何も言わない。

テレビ屋・出版屋は,所詮,悪党ばかりと言われても,何ら反論できないのでは??